先日、札幌市北区からお越しのお客様のiPhone 7 Plusをお預かりしました。画面の右下から斜めにクラックが入り、所々に蜘蛛の巣状のヒビが広がっています。この機種は2016年発売ながら、現役で使われている個体もまだ多く、月に3〜4件は同様のケースで来店があります。液晶自体は表示・タッチともに問題なく動いていたため、ガラス破片による二次損傷を防ぐ目的で、液晶アセンブリごと交換する方針に。

実は、割れたガラスのまま放置すると、内部の偏光フィルムやバックライトに微細な欠けが生じることが多い。

「電源は入るけど、このまま使い続けて大丈夫ですか?」と心配される方も少なくありません。当店の経験上、軽度のクラックであっても1週間ほどでタッチ反応が不安定になるケースが月に1〜2件あるため、早めの対応がベストです。

液晶アセンブリの交換は約30分が目安(在庫・混雑により前後)。

分解作業は慎重に進めます。まず、ペリフェラルを全て取り外し、バッテリーを隔離。続いて、画面側のホームボタン、イヤースピーカー、フロントカメラ、プロキシモジュール、液晶シールドプレートを外し、新品の液晶アセンブリに移植します。この工程で気をつけるのは、ホームボタンのトップカバーが元の個体と固着しやすい点。2019年から修理を続けている当店では、専用の加熱剥離台とアルミピックで確実に外します。さらに、Touch IDの柔軟ケーブルは断線リスクが高いため、先に静電気対策を行ってから引き剥がし。全てのパーツを移し終えたら、新パネルに仮組みし、画面の四隅の浮きや圧着ムラを確認。OKならばフレーム用両面テープを全周に貼り、圧着機で均一に接着します。

組み上げ後は、キャリブレーションデータ(色温度・輝度ムラ)を専用ソフトで書き込み。ここまでで約30分経過。お客様には「画面が以前よりやや暖色に感じるかもしれませんが、これが標準状態です」とお伝えし、問題なくお返しできました。

「思ったより早かったですね」と驚かれることも多い。

この事例で交換した部品は、OEM同等品(JDI互換)。純正同等の表示品質とタッチ感度を保ちつつ、コストを抑えています。保証は交換部品に対して3ヶ月の動作保証(落下・水濡れなど使用上のトラブルは対象外、詳細は修理保証についてをご参照ください)。実際の修理状況や他の事例はGalaxy水没修理のご相談ページでも紹介していますので、あわせてご覧ください。また、iPhoneのバッテリー交換についても別記事で解説中。iPadの修理をご検討の方はiPad画面割れ修理の流れが参考になるはずです。さらに当店では、関連する修理事例も定期的に更新しています。

分解前のお見積もりは無料。お見積もり提示後のキャンセルも可能(分解診断・部品発注後は所定の手数料が発生する場合があります)。料金は機種・症状によって異なりますので、お問い合わせフォームよりお気軽にご連絡ください。

iPhone 7 Plus screen-crack 修理事例

よくある質問

iPhone 7 Plusの画面割れは、ガラスだけの交換は可能ですか?

iPhone 7 Plusは液晶とガラスが一体になった液晶アセンブリ構造のため、ガラスのみの交換は技術的に困難です。通常はアセンブリごと交換します。ガラス剥離を専門に行う業者もいますが、密着性やタッチ感度に問題が出るケースが多いため、当店では推奨していません。

修理中にデータは消えますか?

画面交換作業で基板やストレージに触れることはないため、ほとんどのケースでデータは保持したまま対応可能です。ただし基板修理や水没等の重度故障を伴う場合は事前バックアップを推奨します。

修理時間はどのくらいですか?

画面割れの交換作業は約30分が目安です。ただし、在庫状況や混雑状況によって前後する場合があります。事前にご予約いただくとスムーズです。

修理後の保証はありますか?

交換した液晶アセンブリに対して3ヶ月の動作保証をお付けしています。なお、落下・水濡れなどお客様の使用上のトラブルは対象外です。詳細は保証規約ページをご確認ください。